小さなスーパーヒーロー

その小さな体で大きなものを背負っている

NEWSコンオーラスに行ってきたが、そこは愛で溢れていた

 

6/12にファイナルを迎えたNEWSのLive tour「QUARTTETO」の、まさに最終日の東京ドーム公演にお邪魔してきました。

 

前回の記事で私は元々は手越くんが好きだった(2005年〜2006年辺り)ことを少し触れましたが、現在絶賛増田沼に嵌り中なのである。JUMP、山田涼介を応援し続けて早9〜10年。NEWS自体はJUMPを追っかけつつ意識していたので曲はほとんど知っている。しかしコンサートは去年のwhiteコンに続き2回目の参戦だった。

そんな感じでNEWSにも首を突っ込みつつある山田担ではありますが、あくまでJUMPのファンとしての立ち位置でコンサートの感想をつらつら書かせて頂きます。

 

座席は二階の最前列だったのですが、チュロスを持って座席に着くと隣には若いカップルが座っていて、その彼氏さんに「オシャレなペンライト(チュロス)ですね」と言われる事件があった。NEWSファン、フレンドリーすぎないか!?!?と感動したと同時に、リラックスしすぎて開演直前にチュロス食べてる自分が恥ずかしくなって今すぐカバンにしまいたくなりました(平らげましたけど)

Jr.によるダンス・QUARTTETOの映像が終わり、満を持してNEWS4人がまっすーの手がけたド派手で天才的な緞帳服*1を纏って4方向に登場し、4人が徐々にセンステに集合。そして始まるQUARTTETOのイントロの歌声と照明・ペンライトの融合が物凄く綺麗で鳥肌が立ちました。思わず「あー写メ撮りたい」という言葉が漏れてしまうほどお見事でした。

 

とにかくNEWSの歌は聴いていて気持ちが良い。良曲ばかりだし、手越くんの力強い歌声とまっすーの優しい歌声、小山さんのセクシーな歌声、シゲのワイルドな歌声がとても心地よくて永遠に聴いていたい。会場全体の歓声も途切れることなく、そして自然と自分も一緒に声を出して歌っているのである。普段私はJUMPのコンサートではあまり声を出す方ではないのに(笑)この洗練された観客誘導技術は一体どこにポイントがあるのでしょうか?こんなに広い東京ドームで、上の方のファンにまで声をしっかりと出させるくらいのNEWSのパワーには驚かされました。

 

手越「NEWSとのラブラブデート、ファイナルへようこそ〜!」エイヤーエイヤーエイヤーアアアーーーー

でさえ魅力的である。手越プロによる愛のお言葉とトンチキ楽曲、これぞNEWSの醍醐味だと言えるのでは。良曲ばかりだと先ほど述べたばかりだけど、チャンカパーナ・チュムチュムをはじめとするトンチキ楽曲も大好きでございます。緞帳服とは打って変わって黄色い蛍光色の衣装で現れた時には増田さんの守備範囲の広さに早々に完敗した。きっとこの衣装にも様々な意味が込められていると思うので、どっかで衣装ヒストリーを全部語って欲しいです。

 

ソロも、4者4様でどれも良かったです!シゲアキ様の『星の王子さま』は世界観がしっかりしていてオシャレで、制御されたペンライトとの演出が素敵だったし何より顔が美しすぎる。あゝ、ヨハネス・フェルメールよ……増田さんの『LIS'N』はダンス然り増田さんの歌う時の手つき(指輪が爆イケ)然り、ドタイプでしかなかった。軽く5万5千人を抱いていたね……小山さんの『愛のエレジー』は見た目超リア充でセクシーなのに、報われないのが切なくて切なくて……小山さん報われてくださいと願うばかりでした。そして手越さんの『Encore』は観た瞬間「あ、314*2だ」と言ってしまったくらい被っていて笑った。しかし、さすが手越プロ。歌が上手すぎて圧巻でした。誰もが知ってる事実を述べる馬鹿みたいな感想しか出てこないけれど、改めてその歌唱力に驚かされました。

 

MCはNEWSらしさが出ていてとても面白かったのですが、兎にも角にも自由すぎる。テゴマスが5歳児ばりに暴走していてとっ散らかってた。だがしかしそこが良い。NEWS(というよりテゴマス)はライブのMC中にトイレに行くという伝説も実際に観れて良かった(?) 私はテゴマスも大好きなので青いベンチのアカペラが聴けて本当にスタオベする勢いだったし、その後コヤシゲが『言いたいだけ』『チラリズム』を口ずさみながらトイレから帰って来たところまでセットで最高だった。ただ1つ言えることは手越さんがMCのトイレのくだりを消そうと2回も魔法をかけてくれたわけだけど、消えるどころか鮮明に覚えているということである。そして「ん〜〜調子E通り越して調子F〜〜!*3」が今になってジワジワきていることを報告しておきます。

 

何度も言うようにNEWSの曲は良曲ばかりだからどの曲がセトリに組み込まれていても嬉しいけれど、今回は特に私の好きな曲ばかりでテンション爆上がりでした。中でも『TEPPEN』と『I・ZA・NA・I・ZU・KI』は昔から大好きだったから「あぁ、NEWSだ」と感じた。4人になってからの新しい曲もたくさんあるけれど、こうして9人、8人、6人時代の曲を聴くと改めて「この4人はNEWSなんだよな」と再確認する。本当に、NEWSを守ってくれてありがとうという気持ちにさせられる。

 

そして『四銃士』と『星をめざして』のオーケストラとコラボした演出は壮大すぎて、それでいて歌声もその壮大な演出に負けていなくて、こんな歌が歌えてしまうNEWSが羨ましかった。

 

映像で好きだったポイントは『NEWSKOOL』のメンバーの顔写真がスロットみたいに流れる映像と、『Departure』でニコニコ動画みたいに文字が流れる映像です。*4 NEWSKOOLの方はシゲがコンセプトを考えて、Departureの方は手越さんが発案してそれにコヤマスも乗っかったっていう話を聞いた時にはNEWSには天才しかいねーのか?と思った。MCのスクリーン4分割も、増田ソロの体にエフェクトがかかる演出も、全部天才。

それから制御されたペンライト。お客さんにスイッチをわざわざ付けたり切ったりして貰う演出はどのグループでも行っているけれど、まさかそちら側でコントロールしちゃうなんてな………しかもシゲはそれがもう前提にあって、その演出を考えた上でソロ曲の歌詞を考えていて、歌詞の「星の光をいま」でペンライトが勝手についちゃうんだからアッパレですわ………

 

衣装や歌声・演出等全てに驚かされっぱなしだったが、何よりも感じたのはNEWSとファンの距離の近さですね。NEWSのファンからは本当にNEWSのことが好きでNEWSのことを信じているということを感じたし、NEWSの4人からはそれに応えるように「俺らについてこい!幸せにしてやる!」という熱いものを感じたし、両者が同じ熱量でいて、アイドルとファンという関係性で、こんなに熱くなれるものなのか?と疑問に思うほどそこは愛で溢れていた。

 

もちろんNEWSは様々な苦難を乗り越えて来たからその分NEWSとファンの絆は強くなっていると思う。しかしそれだけではなくて、NEWSは自身の気持ちを巧妙に伝えることが出来るからファンの心に真っ直ぐ届くのだと感じました。感謝の言葉1つを取っても、愛の言葉1つを取っても、綺麗ごとを言っているようには思えなくて、NEWSのファンは幸せだろうな、と羨ましいような気持ちになった。

もちろんJUMPもファンには感謝してくれているしファンの存在を大切に思ってくれている。コンサートでの物理的な距離も今までは近すぎるくらいに近くて触れることのできる距離にいた。しかし物理的な距離ではない心の距離はまだ遠い気がするし、ファンとの関係性もNEWSレベルには達していないというのが私の見解です。人それぞれ意見はあると思うし感じ方は違うので一概には言えませんが、NEWSの魅力はそこにあるということを改めて感じました。

 

以上、JUMPファンによるNEWSコンの感想です。NEWSと比較してJUMPがどうだということが言いたいのではなく、NEWSコンが余りにも楽しくて、NEWSとファンの関係性も素敵すぎて、JUMPにもそうなって欲しいな、と憧れを抱いたということです。外部のコンサートに行くのはとても緊張しましたが、その空間が温かすぎて居心地が良かった…!

 

NEWSとNEWSファンの皆様、素敵な時間をありがとうございました。今年の夏の24時間テレビも楽しみにしています。 

 

 

*1:ジャニーズweb 増田貴久の◯◯参照。ステージセットの緞帳をそのまま身に纏ったようなイメージで作られた衣装。この衣装で登場した時にそのゴージャスさに度肝を抜かれたが、ただジャニーズ衣装だからゴージャスにしているわけではなく、きちんとコンセプトがある所が増田貴久の才能だと思った。4人の緞帳服のカラーにも意味があるらしいので、webの更新を楽しみにしている。という余談

*2:『314の時計』アルバムJUMPing CARに収録されている山田涼介岡本圭人のユニット曲であり、バラード曲。コンサートでは山田が白いニット(萌え袖)にスタンドマイクで歌っていた

*3:他にも「おいC(美味しい)通り越しておいD〜!」もある

*4:例えば、小山さんパートが来る直前に「来るか!?来るか!?」という文字が流れていて、小山パートで小山さんがスクリーンに映し出された瞬間に「一重キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!! 」という文字が流れる

JUMP10周年を目前に今までの出来事を振り返る

 
Hey!Say!JUMPが2017年9月24日に結成10周年*1を迎える。次の9月24日の9周年を迎えると、そこからアニバーサリーイヤーとして一気にお祝いムードになるだろう。あの永遠にメンバー全員学生だと思っていたおじゃんぷちゃんが、だ。デビュー当時は小中高校生のみで結成されていたため、世間一般にも若いイメージが付いているあのおじゃんぷちゃんが、である。
 
あっという間に10周年を迎えてしまいそうなので、10周年を目前にした今、今までのJUMPの活動と出来事を振り返り、忘れないうちに自分の心情を記録として残しておこうと思う。
 
どのような方がこのブログを見てくれているのかわからないけれど、最近JUMPを好きになった方々が読んだ時に今のJUMPができるまでにこんなことがあったんだということを共有できればいいなと思う。拙い文章だけどどうか伝わって欲しい。
 
私は山田担であるため、山田涼介の活動の振り返りに偏ってしまっています。それから単なる一ファンの見方でしかなく、私情も挟んでしまうのでもし気分を害してしまったらすみません。自担に似てクソ重なので御注意ください。
 
 
私はデビュー前から山田涼介を応援している。キッカケは鮮明には覚えてないけれど、元々NEWSの手越くんが好きだったため、雑誌等見ている中で徐々に気になり出したんだと思う。その後直ぐにHey!Say!7*2が結成され、探偵学園Qで爆発的に山田担が増え、そして2007年9月24日に家でHEY!HEY!HEY!を観ていたらジャニーズJr.の横浜アリーナでのコンサートと中継しており、そこでHey!Say!JUMPがデビューすることを知った。当時私は小学6年生。今振り返ると当時の私はデビューがなんなのか、イマイチわかってなかったと思う。でも幼いながらに「今までのグループのままでいて欲しかった」とは思った気がする。
 
デビューコンは予定があって行けなかったので、2008年の春のコンサートに初めて足を運んだ。コンサートというもの自体初めてだったので、開演してからもどうしていいかわからず、後ろに座っていたキスマイファンのお姉さん達に「立っていいんだよ!」と優しく声を掛けて貰ったことを凄く覚えている。エビキス*3がJUMPのコンサートに出てる世界、今考えると信じられないよね…!!横アリのセンター席を全部使って作られた「JUMP」という文字の形をしたカラフルなステージも今考えるととても異様だよね……
 
本当にたくさんのコンサートをやったな〜〜。デビューして暫くは、春・夏・冬にツアーがあるのが当たり前だった。もはやツアーじゃない(笑)現場アイドルなんて呼ばれたりもしてね………それはそれで楽しかったのだけれど。正直新年コンなんてどのコンサートがいつのだか覚えてないし、新年コンの発表が11月にされるとか当たり前だった。私の中で新年コンと言えば何故か『Romeo&Juliet』という印象なんだけれど、ロミジュリは今でさえアンコールのファンサ曲になっているものの、当時は白いツナギで手袋して踊っていたし(これに関しては可哀想だった)、実はJUMPとは違うファン専用の振り付けがあってJUMPと交互に手でハート作ったりするんだよね!最近のコンサートでロミジュリ歌っても踊ってるヲタクが全然いないからちょっとジェネレーションギャップ的なのを感じつつある。奇跡的に9割方振り付けを覚えているのでわからない人はぜひ聞いてください。SUMMARYでは綱渡りや空中ブランコ、ジャグリングなど高度な技に挑戦してて何公演も何公演も同じことの繰り返しでマンネリ化するだろうに、毎公演圧巻のパフォーマンスを見せてくれた。当時のJUMPはとにかく目の前にあるものに必死にしがみついていた気がする。渡されたものに全力で応える、そんなスタンスだったかな。
 
コンサートもシーズンごとにできて、順風満帆なのかと思ってたけれど、私はまだガキだったから、何もわかってなかっただけだった。コンサートを観たジャニーさんから、「You達は何がしたいの?」と言われたこともあったみたいだ。
 
話が前後してしまうけれど、JUMP結成3年目で行った2回目の東京ドームでのコンサート、その内容はほとんど覚えていないけれど、First写真集のDVDにも収録されているが最後にBorn in the earthを歌う時に薮くんを筆頭にメンバーが次々と号泣した姿は忘れられない。私は当時メンバーが抱える悩みに全然気付いてなかった。もし今の自分が当時のJUMPを見たら、なんて声を掛けてあげるんだろうなってことを時々想像する。
 
2010年にリリースされたシングル「ありがとう」〜世界のどこにいても〜を機に、ダンスに力を入れるグループに変わったものの、2011〜2013年辺りはグループの不安定期だった。2011年6月に最年少メンバーの脱退、2012年2月リリースのSUPER DELICATEから2013年6月リリースのCome On A My Houseまではなんと1年4ヶ月もの空白。
この期間にSexy ZoneKis-My-Ft2がデビューし、ファンがそれらのグループに大量に降りるという現象も起こった。現場が毎シーズンあるのが当たり前だったので、現場が1年に1、2回になると現場がないシーズンに多くの人がJUMPから離れていった。現に、私自身の友達もその期間に一気にセクゾやキスマイに降りたりヲタ卒したので、このJUMPというグループの低迷期を直に実感したな〜…
 
今思い出すと余計に胸が苦しくなるエピソードとしては、この期のコンサートの最後の挨拶ではメンバーが頻りに「これからもっともっとJUMPは成長していくので、僕たちから離れないで下さい」と言っていた。「着いてきてください」ではなく「離れないで下さい」と必死な顔をしていた。その姿は見ていて心苦しかった。今思い出すとエッッッモイな……
 
2012年のHey!Say!JUMPが座長を務めたJohnny's worldは大きな転機となった。メンバーも、このチャンスを逃すまいと一層気合いが入っていた。
そんな中で決まった山田涼介のソロデビュー。せっかくJWをJUMPみんなで頑張ろう、金田一の主題歌をJUMPで歌おう、と波に乗ってきた矢先の出来事だった。
 
その時のことは、山田くんの10000字インタビューで詳しく述べられている。
 
「『ジャニーズ・ワールド』の練習中、僕だけ呼ばれて。“主題歌、今回はひとりでやってもらう”って言われて。俺、目の前が真っ暗になっちゃって。言葉が出てこない。でも、もう時間的に変更できない。それに今、他のメンバーを楽屋に集めてそのことを伝えてるからって。」
「プライベートでも、いろいろあったタイミングとも重なってたんですけど、何を感じたらいいか、何を優先したらいいのか、もう何もかもわからなくなっちゃって。マネージャーさんに会いに行ったんです。“今、入ってるスケジュールが終わったら、やめさせてください。僕にはもうムリです”って。」
 
山田くんがこの時に精神的に追いやられているのは簡単にわかった。JWを観に行く度に、プニュ吉と呼ばれていたくらいの山田くんが*4痩せこけているのが生で観るとよくわかって、感情が欠如してるというか目の奥が死んでるというか、今にも消えてしまいそうだった。山田担の友達と「今日凄いガリガリだった」「今日はちょっと元気だった」と報告し合っていたのが懐かしい。
 

 
ついこの前こんなツイートをした。
JWの劇中の“山田涼介”は孤独な役所で、そのセリフが当時の山田くん本人に凄く当てはまって、もはやセリフじゃなくて本人の本音を聴いているようだった。この当時のことは語りだすと止まらないのでこの辺でやめておきます。
 
後輩グループが出来てファンが激減したJUMPは、デビューして6年程経っているにも関わらず、東京ドームの席を埋めることが出来ていなかった。JUMPing sheetという名目でアリーナ席に座席を殆ど作らず、天井席にステージを作り、風船を散りばめて、埋まらなかった座席を誤魔化した。先程述べた、2回目の東京ドームのコンサートで薮くんを先頭に全員が涙したのは「デビューコンではアリーナ席は全部ステージだったのに、2回目の東京ドームではアリーナ席にもビッシリお客さんで埋まっていたことに感動した」という理由が含まれていたにも関わらず。
 
私自身は、この低迷期中の2013年にJUMPから一時離れた。というのも、大学受験が1年後に控えていたからである。Twitterもアプリを消して見ないようにし、コンサートも一切行かず、テレビも録画はしておくけれど休憩時間に少しずつ観ていく感じで全然消費しきれなかった。そんなわけで、完全にJUMPをシャットアウトしていたので矢印魂*5のDVDも、JW感謝祭のDVDも未だにどちらも持っていない。そのストイックさにはもう二度と戻れない(苦笑)  この期間中にあの“ゆとやま”の氷河期が終わった。Twitterを一切見てない私に、友達がゆとやまの情報を逐一報告してくれた(本当にありがとう…!!) この私がJUMPから離れている2013年にゆとやまは大人になる節目を迎え、今までの蟠りを取っ払っていた。自担の20歳の姿を一度も生で見られず、大好きなゆとやまの和解をリアルタイムで追えなかったことは多分この先も一生引きずるでしょう………
 
受験が無事に終わり、2014年5月に行われたLive with me in Tokyo Domeは、JW感謝祭以来の参戦。驚いたのは、この1年でJUMPが物凄く成長していた。久しぶりに見る彼らはなんとなく逞しくなったように感じた。BESTコーナーの笑いのレベルが馬鹿みたいに上がっていたし、school girlではメンバーの汽車ぽっぽダンスを初めてみて、可愛すぎて悶絶した。何よりファンサというイメージのJUMPが、あの広い東京ドームで上の方の人まで満足させているコンサートを作り上げていたことが、信じられないというか、成長したな〜というか。私が離れていた1年間の間にJUMPを取り巻く環境が大きく変わったと思った。全員が20歳を超えたことも大きいと思うけど、周りのスタッフに自分達の意見を言うようになったり自分達で決めるようになったり、渡されたものを受け取るだけじゃなくて自分達で生み出すようになった。
 
とりあえずこの辺りが本当に、JUMPが良い波に乗り始めた時だと思う。そしてこの2014年はまずメンバー全員が個人でドラマに出演したし、アルバムを引っさげてツアーもしたし、シングルもウィークエンダー/明日へのYELLという神盤を出せたし(個人的にはAino Arika大好き)今までにないくらい充実してて、「あ、いよいよ売れてしまうな」っていう感覚が芽生えた。「売れてしまう」という表現が一番この時の心情に合っていると思う。
 
そして昨年2015年はもう充実しすぎて秒で一年過ぎた。暗殺教室グラスホッパーという2つの自担の大きなお仕事に加え、裕翔くんはピングレ、伊野尾くんは主演舞台に数多くのバラエティー(そしておじさん芸人に危ない目で見られる)、グループでは冠番組24時間テレビ、JUMPing CARnival tour、単独のカウントダウンコンサート……と、2015年の最後の最後までビッシリ仕事していて、ヲタクの私も忙しい一年で、これほど幸せなことはないんじゃないかってくらい充実してて幸せだった。
 
 
振り返ってみると、この8年で様々な節目や変化があったことがわかる。
 
“望まれないデビュー”で、複数のJr.内ユニットを分裂させて出来たグループだから最初は各々のグループの担当の方々にグループとしては応援して貰えなかったりもしたし、エビキスを抑えてのデビューだったからそこでも壁ができてしまったりもした。
 
いくらJr.内でエリートやトップだった人材を多く取り揃えたグループだとしても、デビュー仕立ての彼らはたったの小中高校生。思春期で敏感な時期に華々しくデビューしたのだから、学校での立場も余計不安定になっただろうし、孤独だっただろうな。小中高校生だった当時の彼ら、よく頑張ったよね。デビュー当時のやぶひかも、今の私の年齢よりも下なんて信じられないくらい凄く大人でお兄ちゃんに見えていたし。JUMPは早くデビューした勝ち組だから、他の苦労してデビューしたグループと比較されがちで、まるで苦労してないように思われる時もあるけれど、自分の立ち位置やキャラクターを探すのに必死なメンバーもいたし、グループとしての危機もあった。
 
24時間テレビではメンバーそれぞれが自分の持つ武器を生かした企画に携わっていて、「Hey!Say!JUMPは色んなことができるグループ」と世間に認識されたかもしれないけれど、それは一人一人が自分の武器を必死に探して見つけた結果であって、「多彩な人たちを集めたグループ」ではないということは強調しておきたいから太字のゴシック体で。
 
 
あと1年半ほどで10周年を迎えるが、正直なことを言えばデビューからずっと応援してきたグループが人気になってしまうのは寂しい。チケットが取れなくなったりCDやDVDの初回限定盤の予約が出来なくなっている現状はなかなか受け入れられないでいる。最近私の名義も瀕死状態。10周年のツアーを想像した時に、「こうして僕達が10周年を迎えられたのは皆さんのおかげです」って、デビュー当時から応援してた人と最近応援し出した人とをひっくるめて“ファン”として感謝を述べられたりしたら、それはちょっと悔しいというのが本音である。これは新規が嫌いとか古株が偉いとかそういう話ではなく。
 
でも1人1人の応援は無力だけれど、それが集まれば非累積性で1人1人の応援の集合以上のものになるから、ファンが増えることはJUMPにとってはプラスでしかない。それに、そのお陰で多くのテレビに出演することができて私達は地上波でJUMPをたくさん観ることができるようになった。東京ドームの座席を誤魔化す必要もなくなったし、「僕たちから離れないで下さい」ではなく、「僕たちに着いてきて下さい」に変わった。昔からJUMPを応援してるファンは随分と大人になって、最近ファンになった人はその昔から応援してる人達が作ったレールにしっかり乗って応援しているから今のJUMPとファンの関係性はとても良いものになってると思う。カウコンの中継の時にファンが一体となってJUMPに恥かかせまいと盛り上がった時の感動は一生忘れない。
 
 
JUMPの成長を最初からリアルタイムで見ることができたなんて私は運とタイミングが良すぎたんだな。ここまでずっと見続けることができたことを嬉しく思います。きっと彼らはこれからもっと魅力的なグループになって、気が付いたら国民的アイドルグループとかになっちゃってるんだろうな。JUMPには永遠の中高生のリア恋の存在でいて欲しいし、メンバー同士が引くほど仲良しでいつまでもキャッキャキャッキャしてるグループでいて欲しい。おじゃんぷちゃんが笑っているのが一番幸せだよね。これからどんなに環境が変わっても、ずっとそのままでいてね。
 
JUMPの記念すべき10周年の時に、このグループは一体どこまで飛躍できるのか、どんな姿を見せてくれるのか楽しみである。
 

*1:結成自体は9月21日だが横浜アリーナで正式に発表したのは24日

*2:期間限定ユニット。中島裕翔、山田涼介、知念侑李、有岡大貴、高木雄也の5人組

*3:A.B.C-ZKis-My-Ft2の総称

*4:山田涼介をオーディションで見つけた薮宏太が、プニュプニュしてるからと言う理由で命名した

*5:全国へJUMP⤴︎Tour 2013

ゆとやまとふまけんという美しきシンメトリー

 

はてなブログを開設してみました。誰かに見てもらおうという意図ではなく、自分が思ったこと感じたことを記録しておこうっていうスタンスなので、ここに書かれることは全て私の独り言だと思ってください。もしお付き合いしてくれる心優しい方がいらっしゃるようでしたら、私の拙いまとまりのない文章の解読を頑張って頂きたいです。

 

 

最初のトピックにはゆとやまとふまけんを選んだ。

先日発売されたMyojoで山田涼介中島健人の対談企画が行われ、健人くんのマシンガン山田担トークの中で(ほぼ一方的に健人くんが喋ってる)、山田くんが昔ふまけんを見て「俺と裕翔みたい」と思ったという話をしていた。

健人「ちなみに、当時の俺の印象ってどんな感じでしたか?」山田「好青年。ちゃんとしてるし、礼儀正しいし。それは今も変わらないかな。また、同じグループの風磨とはカラーがちがうから。ふたりを見て「このコたちは俺と(中島)裕翔みたいだな」って。そういう見方をしていた気がする。“ライバル”って表現が正しいかわからないけど、おたがいに「コイツには負けたくない」っていう想いを持ってるのかなって。尊敬しながら、どこかで「キライ」と思う自分もいる…俺と裕翔もまさにそんな感じだったから。」

最近裕翔くんがピングレの内容*1と自分の実体験の共通点として、ゆとやまの氷河期時代の話をあらゆる媒体で話していたから、この対談の内容は当時ゆとやまを追ってなかった人にとってもわかる内容になってると思う。

今までゆとやま*2とふまけんが似てるなんて考えたことはあまりなかったし、ましてや山田くん本人がそう思ってたなんて驚いた。

その言葉をきっかけに“ゆとやま”と“ふまけん”について考えてみたんだけど、確かに明らかに交わってない現在のふまけんを見るとなんかモヤモヤして焦ったくなるんだよね。(該当担の方々ごめんなさい)

私はふまけんについて凄い詳しいわけではないし、普段からふまけんに特別に尊んでいるわけではないので偉そうに言える分際じゃない。だけどなんか気になる存在ではあって、今のふまけんを見てモヤモヤするのは、やっぱり当時のゆとやまを見てるみたいと言うか、あの氷河期時代を思い出させる要素がふまけんにはあるのかな〜と、この山田くんの発言を読んで思ったんだよね。ただ私が勝手に思っただけだからね!思考は自由だからね!

でも、ゆとやまとふまけんって似てるけど似てない。今のふまけんは氷河期時代のゆとやまに重なる部分があるんだけど、一方で真逆だなと感じる部分もある。

 

特に何の意味もなさないんだけど色んな観点からゆとやまとふまけんを比較してこの二つのシンメについて考えてみた。自己充足的な比較だから何のデータにもならないことは充分承知してる。

 

・グループ内のポジション

シンメとはいうものの、そもそもゆとやまはシンメではない。嘗ては雑誌で何度か2人で取り上げられることがあったり少クラでシンメとして歌ったことも何回かあるけど、そんな風にシンメとして活動したのはほんの僅かで、昔も今もどちらかがセンターなんだよね。だから正確には今のゆとやまは“コンビ”なわけだけど。他にも“やまちね”“ありやま”が存在するように、絶対的なシンメではないわけで。もちろん、どのコンビにもそれぞれの良さがあってどのコンビを好むかは自由ですよ。やまちねちゃんは可愛いの詰め合わせだし、ありやまは双子ちゃんだもん全部好きだバカヤロウ!最近は“やまけと”の人気も急上昇してるけど、あいつらはもう勝手にカフェ行ってろ!
 
一方でふまけんは入所してから今まで、そしてこれからもずっとシンメだから、もはやお互いがお互いの一部なんじゃないかなと思う。ふまけんこそ運命という言葉がピッタリ。この、ふまけんの絶対的シンメという関係が私にとっては死ぬほど羨ましい。だって、いくら氷河期とは言っても雑誌では対談も2ショットもたくさんある。歌では背中合わせのパフォーマンスもある。周りからもセットとして認識されている。そりゃー羨ましいさ!!!ゆとやまの氷河期時代、集合写真が隣だっただけで、ちょっと肩が触れていただけで喜んでた自分が哀れなほどに!!!対談なんてあった時にはオールナイトで宴だったよ!!!おかしいよね、少し前までは裕翔と言えば山田、山田と言えば裕翔という関係性だって存在してたのに!!!……と氷河期が終わった今だからこそ声を大にして言える。当時はナイーブな問題すぎて触れたくもなかったな(笑)
 
ゆとやまはグループの中では弟組だし人数も多いから、良く言えば氷河期でも誤魔化せたんだよね。他のメンバーと仲良ければそんなに支障は出ないし、表面にはぶつかり合ってる所は顕著には現れない。でもふまけんはグループを引っ張っていく存在だからこそ、この氷河期はデカイよね。誤魔化せないし、ふまけんというシンメが確立されているからこそ表面に顕著に現れてしまうし。氷河期前のJr.時代は仲良しだったゆとやまとは違って、ふまけんは元々凄く仲が良い2人というわけではないから、氷河期という言葉が相応しいかはわからないけど、ここではそう据え置いておく。
 

・中間的役割の存在

なんていったってゆとやまは氷河期真っ只中、同じ高校だったんですから、大変ですよ。そこでゆとやまの間に入って、どちら側に着くこともなく2人を見守ってくれてた知念くんには頭が上がりません。JUMPでは山田くんとツートップで活動しながらNYCでも活動して、仕事では山田くんを一番近くで支える一方で学校では毎日裕翔くんと食堂で温玉カレー食べに行ってたり行動を共にしていて(やまちゃんがおバカだからってのもある)*3、あの当時のゆとやまの間に立つなんて絶対面倒臭かったと思う。
今そんな風にふまけんの中間的役割を担っているのは間違いなく勝利くん。きっと大変だろうよ……気を配っているだろうよ……と、ゆとやま氷河期を体験したオバさんは勝手に心配している。
 
知念くんはゆとやまの関係性に言及したことは私の記憶では一切ない。メンバーもそうだけど、多分触れたらダメという暗黙の了解的なものだったんだろうね。
ヲタクはシンメにばっか注目しがちだけど、この間を取り繕ってくれてる存在を有り難く思わないといけないと、氷河期が終わって初めて気付いた。
あぁ、知念様(合掌)
 

・お互いへの意識

山田「(略)和解したのが知念(侑李)の20才の誕生日会。そこで「俺はおまえのことがキライだった」って初めておたがいの正直な気持ちをぶつけ合ったの。でも、そのおかげでわだかまりが解けたというか。今はいい関係を築けてるんだけどね。」

夢に見ていた7会*4の実現で、これまた夢に見ていたゆとやまの氷河期に終止符が打たれて、その後2人でお泊まりしたり表参道にショッピングしたり、ランチをしたって話を聞いた時には涙が出るほど喜んだ。ゆとやまはお互いのことを「キライだった」と今でこそ言うけれど、初めて本人たちの口から改めて聞いた時にはやっぱりグサッと刺された感じがした。羨む気持ちと嫉妬心がグチャグチャに混ざって、それが「キライ」という感情のコンフリクトに転換してしまったことはとても悲しかった。

ふまけんは、ゆとやまのようにお互いを羨んで嫉妬する気持ちは少ないかも知れない。ゆとやまは同じレールを追い越し追い抜かれ走って来たのに対して、どちらかというとふまけんは最初から別々のレールを同じ速度で走っているから。ただ、逆にお互い違う方向でいようとするあまりに考え方も異なって、それが次第に感情のコンフリクトに転換してきたのだと思う。
 
相手には負けたくない。けれど自分は相手があってこその自分であって、もしも相手がいなかったら今の自分はいない。認めざるを得ないけど、認めたくない。相手のことが気にくわない。キライ。………そんな風に相手への感情がグチャグチャで結果的に「ウザい」「ムカつく」になっちゃってる所は本当似てる。発端はそこではないのにも関わらず。
 
でもお互いの素晴らしい所はお互いが一番知ってるんだよね。裕翔くんは山田くんの努力家な所を一番知ってるし、山田くんは裕翔くんが多彩なことを一番知ってる。同じようにふまけんもお互いのことを一番知ってるんだろうね。
菊池「(略)“アイツをバカにしていいのは俺だけなんだ”って気持ちになって。でも、それで気がついたんだけど、僕が本気で何かやろうと思ったとき、必要なのは誰かっていったら、それは中島しかいないんだ。」
この言葉は凄く心に響く。
 

 

・ビジネスパートナー

ゆとやまとふまけんの最大の共通点はここだと思うんだけど、お互いが最高のビジネスパートナーだと言うこと。もしもアイドルじゃなくして出会っていたとしたら絶対に交わることのないであろう2人なのに、この仕事においては最高の相性を持つっていう不思議な関係。
 
まぁこれは現シンメであるふまけんの方が顕著に表れてると思うけど、2人で歌えばそれはそれは最強だし、どこまででも行ける気がするくらい2人が揃うとパワーがハンパない。余裕で宇宙行ける。
ゆとやまも形は違えど、互いに一番に高めあっている。今なんか特にだけど、どちらかに立派なお仕事が来ればもう一方は刺激されて頑張ってさらに立派な仕事を得て、それに触発されたもう一方がまた立派な仕事を得て……と主に俳優業でJUMPのツートップとして見えないパートナーシップが形成されている。
 
これはただ仲良しでプライベートで遊んでるコンビや、いつもイチャイチャしてるコンビとはまた違った、いつもはそんなに絡まないけど揃ったら最強という良さ。私は多分、この類のコンビに惹かれるのだと思う。他に私が知ってるコンビでいうとテゴマスがまさにそれ。
 
ゆとやまも、雪解けして初めはランチしたりショッピングするようになったものの、やっぱりプライベートでよく遊ぶ関係には発展しなくて。山田くんは相変わらず圭人知念とカフェだし(行きすぎて笑う)裕翔くんはドラマを経験する中で若手俳優達と仲良くなって、ピングレという映画をきっかけに菅田将暉くんとは親友レベルまでに発展してるし。そもそもやっぱりプライベートで遊ぶような2人ではないのだと思う。でも仕事では一番に認め合っているライバルなんだよね、最高でしかない。ライバルって、相手にそれ相応の能力があると見なさないと成立しないもんね。
 
 
 
凄いまとまりのない文章だけど、結局何が言いたいかというと、「ライバル」という関係性のシンメ及びコンビはドラマティックで美しいってこと。
 
ゆとやまとふまけんはグループのポジション的な違いはあるけれど、お互いの関係性がとても似てて。ただゆとやまの氷河期を見てきて言えることは、ぶつかり合ってバチバチするのももちろん大事だけど、それを乗り越えて互いに素直に認め合った上で切磋琢磨している今の方が断然に素敵な関係を築けているってこと。もちろんそれにはとても長い年月が必要だったし中間的役割の存在も大きかった。
 
だからふまけんに対してああしろこうしろと言いたいというよりは、きっとこれを乗り越えたら最高に最強に素敵な関係になるんだろうなっていうのを感じるからこそ焦れったいというかモヤモヤする。ふまけんはグループを引っ張る立場だし誤魔化せないから雪解けは予想外に早いかもしれないけどね。山田くんも多分、ふまけんは昔の自分達を見てるようだからこれからもっと良い関係性を築けると思って対談においてこの話をしたんじゃないかな。
 
 
 
そして私はふまけんの絶対的シンメという関係性が死ぬほど羨ましい。大事なことなので2回言う。
 
 
だからふまけんには今よりもさらに、誰も邪魔が出来ないくらい2人でどこまででも行ってしまうくらいの最高で最強なコンビになってほしい。まぁ、第三者から見るとふまけんはお互いムカつくけど大好きって感じがするから心配なさそうだけどね。
この対談をきっかけに、ふまけんにもっと注目してみようと思った。
 
 
もし該当担の方がこのブログを見てくれて、ふまけんについて特別に詳しくない私が勝手に語っていることに気分を害してしまったのなら本当に申し訳ございません。
 
 
ゆとやまもふまけんも儚くて、美しい。
 
 

*1:ピンクとグレーは幼馴染の2人が芸能界に入り、一方がスターの道を駆け上がり、もう一方は取り残され、次第に感情的にぶつかり合ってやがて決裂するという内容

*2:公式的な呼び方としては“やまゆと”の方が優勢だけど、“ゆとやま”としての2人の方がしっくりくるのでここでは“ゆとやま”を使う。

*3:堀越で成績順でクラスが分かれる中、ある程度勉強が出来る知念くんと裕翔くんは同じクラスになり、おバカな山田くんだけが違うクラスになってしまった。可愛い。

*4:BEST兄さん達はBEST会を頻繁に開いてご飯食べたりカラオケ行って盛り上がってたりして、7はそれを羨ましがっていたが、7も全員が20歳になってお酒が飲めるようになって初めて7会を開催した